赤城牛ミスジ焼肉 400g

近年人気が高まっているミスジは、シャクシ（肩肉、ウデ肉とも）の一部で、肩ロースの下側にあるウデ（前脚）を支える筋肉の部位。筋や筋膜が多いため、旨味成分も多いのが特徴です。
シャクシをさらに切り出していくと、ミスジ、ウワミスジ、肩三角、トウガラシと呼ばれる部位になります。ミスジは一頭からわずか3kgしかとれない希少な部位です。
ミスジの名の由来は、お肉の表面と中に計3枚の筋がはいっていることから。ステーキや焼肉用に切り出す時に表面の筋は取り除かれますが、お肉の真ん中に葉っぱの葉脈のように筋が入るので特徴的な見た目で、ミスジを見分けるポイントになります。
肩肉自体は良く動かす筋肉なのですが、肩甲骨の内側に位置するミスジはあまり動かさないため柔らかく、赤身メインの肩肉の中でも一番細かく霜降りが入り込むのが特徴。
オレイン酸の含有量の多い脂のため融点が低く、とろける食感と歯切れのよい赤身のバランスが絶妙です。しっかりした濃厚な旨味、脂の甘みと相まって、霜降り肉の中でもロースやバラとは違った格別な味わいがあります。
上質な赤身部位であるシャクシの素性に、融点の低い脂の鮮やかな霜降りが織りなす、深みのある旨味と軽やかな食感。濃厚ながらもしつこくなく、口溶けの良い脂は甘くあっさりとしていて赤身の旨みを感じることができます。

肥育の具合や肉質を見極める「目利き」は、鳥山グループが一貫管理する赤城牛・赤城和牛の品質を担う重要な仕事です。
熟練した匠が自信をもってセレクトしたお肉だけを、赤城牛・赤城和牛としてお客さまにお届けします。

当たり前のように思われるかも知れませんが、調理方法や部位によって、お肉のカットは異なります。ただグラム数が合うように切っているのではなく、繊維の方向や肉質の特徴、料理用途によって、厚さや大きさを考えてカットするのは非常に繊細な熟練技術が要求されます。おいしいお肉を活かすも殺すもカット次第ですので、専門の職人がプライドをもって担当しています。