おいしい召し上がり方
おうち焼肉を手軽に本格化!下味レシピ7つと焼き方のコツ
おうち焼肉を手軽に本格化!下味レシピ7つと焼き方のコツ
おうち時間が増えてから、さらに人気になったおうち焼肉。
家で焼肉をするメリットは、
- 家族や友人とゆっくり過ごせる
- 好きな部位や量を選べる
- 自分の好きなタイミングで楽しめる
- 焼肉店で外食するよりも安くできる
などさまざまです。
しかし、焼肉店と比べると、味が物足りないと感じたり、焼き加減が上手く調節できなかったりすることもあるのではないでしょうか。
そこで今回は、おうち焼肉で焼肉店のような本格的な味を再現するために、下味の付け方・焼き方をご紹介します!

下味

下味は、肉に味をつけるだけでなく、肉を柔らかくしたり、旨みを肉の内部に閉じ込めたりする効果があります。さらに、「下味冷凍」という裏技で、お値打ちな時に買いだめした肉を複数の下味で小分けに冷凍し、平日の時短料理に役立てたり、BBQに持っていって楽しむこともできます。肉の種類や部位に合わせて、さまざまな下味を試してみましょう。
種類&部位別おすすめの下味レシピ
<玉ねぎニンニクもみダレ>

おすすめの部位
牛モモ肉、豚モモ肉、牛肩、豚肩、牛ランプ肉、牛イチボ肉など
赤身部位におすすめのもみダレ。赤身は脂質が少なく旨みの濃い部分。脂が少ないので固くなりがちですが、すりおろした玉ねぎの酵素でマリネし漬け置くことで柔らかくなりますよ。また、焼いた後残った液は、焼肉のタレにもなり余すことなく使えます。
[材料]
- 肉 500g
- 塩コショウ 適量
- ニンニク 2〜3かけ
- 玉ねぎ 1/4
- オイル(サラダ油、オリーブオイル、ごま油) 大さじ1
- 酒 大さじ2
- 醤油 大さじ2
- みりん 大さじ1
[作り方]
- 塊肉の場合は1cm以上の厚さにカットし、目立つ筋は切って塩コショウを振っておく。
- ボウルにニンニクと玉ねぎをすりおろし、オイルと一緒に肉をマリネする。
- 空気に触れないよう保存袋で保存するか、落としラップをして30分以上漬け置く。1〜2時間マリネするとより柔らかくなる。
- フライパンなどで焼く。※焼き方のポイントは後述
- ボウルに残った下味の液に酒、醤油、みりんを入れて混ぜ、肉を焼いたフライパンに入れ一煮立ちさせればタレの完成
<焼肉のタレ>

おすすめの部位
牛ロース、豚ロース、ハラミ、ホルモンなど全部位
焼肉のタレで漬け込むのは究極の時短ワザ。野菜や果物が原材料に使われたものだとよりGood!漬け込む時間も短時間でよく、全部位におすすめです。お気に入りの焼肉のタレで美味しく味が決まります。
[材料]
- 肉 500g
- 焼肉のタレ 大さじ5
[作り方]
- 肉を焼肉のタレに絡ませてざっくり混ぜる
- 空気に触れないよう保存袋で保存するか、落としラップをして30分ほど漬け置く。
- フライパンなどで焼く。※焼き方のポイントは後述
<韓国風漬け込みダレ>

おすすめの部位
切り落とし肉、薄切り肉、スライス肉、鶏肉
プルコギ風の味付けで、お好みで辛さも追加して、サンチュや付け合わせと一緒に楽しむのもいいですね。薄切り肉や、鶏もも肉との相性もよく、ビビンバやキンパなどのアレンジにも使えます。
[材料]
- 肉 500g
- 酒 大さじ
- 醤油 大さじ2.5
- みりん 大さじ2.5
- コチュジャン 小さじ2.5
- ニンニク 2かけ
- ごま油 大さじ2
[作り方]
- 調味料と、すりおろしたニンニクと混ぜ合わせ、肉に揉み込みます。
- 空気に触れないよう保存袋で保存するか、落としラップをして30分ほど漬け置く。
- フライパンなどで焼く。※焼き方のポイントは後述
<すき焼き風漬け込みダレ>

おすすめの部位
・牛カルビ(バラ肉)、豚バラ肉、鶏肉
焼き肉の定番とも言えるカルビは、アバラ骨周りの部位で、バラ肉とも呼ばれています。霜降りが入りやすく、脂の濃厚な旨みが特徴です。定番の甘辛い味付けで香ばしく焼き上げ、野菜やご飯とともに頬張れば、もう幸せ。鶏肉は焼き鳥のタレのようになるので、ねぎと一緒に焼くのがおすすめ。
[材料]
- 肉 500g
- 酒 大さじ2
- 醤油 大さじ4
- みりん 大さじ4
- 砂糖 大さじ2
- ごま油 大さじ1
[作り方]
- 調味料を合わせた液に肉を5分以上漬け込む。
- フライパンなどで焼く。※焼き方のポイントは後述
<塩ダレ>

おすすめの部位
牛タン、豚バラ、豚ロース、豚トロ、鶏肉
ごま油とねぎの香りが食欲をそそる塩ダレは、豚肉や鶏肉の下味にぴったり。焼いた後レモンをしぼるとさっぱり食べられます。
[材料]
- 肉 500g
- ねぎ 20cm分
- しょうが 1かけ
- 酒 大さじ2
- ごま油 小さじ2
- 塩 小さじ1/2
- 鶏ガラスープの素 小さじ2
- ごま 適量
[作り方]
- しょうがをすりおろし、ネギをみじん切りにする。
- 調味料と(1)を合わせた液に肉を30分以上漬け込む。
- フライパンなどで焼く。※焼き方のポイントは後述
下味冷凍
先ほど紹介した下味レシピで、漬け込みダレと肉を合わせた段階で保存袋で密閉し冷凍すると、下味冷凍ができます。簡単なのに美味しさもアップする下味冷凍のメリット、冷凍向きの下味レシピもご紹介します。
<下味冷凍のメリット>
- (1) 肉の旨味を閉じ込める
- 下味冷凍することで、肉の細胞が破壊され、肉汁が逃げにくくなるため、ジューシーな仕上がりになります。
- (2) 肉を柔らかくする
- 下味冷凍することで、肉のたんぱく質が分解され、柔らかくなります。また、冷凍することで肉の筋繊維が切断され、噛み切りやすくなります。
- (3) 調理の手間を省く
- 下味冷凍しておくことで、焼く前に下味をつける手間が省けます。献立決めの工程も省けるので、平日の忙しい夕食作りに重宝します。
- (4) 保存期間が延びる
- 醤油や味噌など、塩分濃度の高い調味料で保存することで酸化を防ぎ、生のまま冷蔵・冷凍保存するより長期の保存が可能。生肉は保存期間2〜3週間ほどだが、大体1か月くらいの冷凍保存ができます。
<下味冷凍の注意点>
- (1) 肉の水分を拭き取る
- 肉の表面が濡れていると、冷凍しても旨味が逃げてしまいます。キッチンペーパーで水気をよく拭き取ってから、満遍なく下味をつけましょう。
- (2) 肉は再冷凍NG
- 解凍した肉は下味冷凍できないので、生肉に下味をつけて冷凍しましょう。
- (3) 密閉して冷凍庫で24時間以上冷凍する
- 空気ができるだけ入らないように密閉し、中心部まで凍結させるため24時間以上冷凍します。
<調理方法>
下味をつけた肉は半日以上冷蔵解凍します。
薄切り肉や細切れ肉200gほどの少量なら、解凍せずそのままフライパンでも調理できます。凍ったまま50mlの水をまわしかけ、中火で2分ほど蒸し焼きにすると火が通り解凍完了。その後好みの焼き加減になるまで火を通します。
<タンドリーチキン>
おすすめの部位
鶏モモ肉、鶏ムネ肉、ササミ、豚ロース
ヨーグルトとスパイスで漬け込み、さらに冷凍することで肉の繊維が壊れて味が染み込むので、常温で漬け込むより柔らかくしっとりと仕上がります。
[材料]
- 肉 300g
- 無糖ヨーグルト 大さじ3
- カレー粉 大さじ1
- ケチャップ 大さじ1
- 醤油 大さじ1/2
- ニンニク(すりおろし チューブでもOK) 小さじ1
- 生姜(すりおろし チューブでもOK) 小さじ1
- はちみつ 小さじ1
- 塩 小さじ1/2
[作り方]
- 肉を食べやすい大きさに切る。
- 調味料を合わせ肉と一緒に保存袋に入れ空気を抜いて平にし冷凍する。
- 使用する日の朝に冷蔵庫に移し解凍するか、保存袋のまま水につけて解凍。
- フライパンに大さじ1の油(分量外)をひき中火で温め、解凍した肉を入れ片面に焼き色をつけます。裏面を弱火で10分程焼き、肉の中まで火が通ったら完成。230℃のオーブンで20分こんがりと焼き色がつくまで焼いてもOK。焦げやすいので気をつけましょう。
<味噌ダレ>
おすすめの部位
豚ロース、豚細切れ、鶏モモ肉、鶏ムネ肉
冷凍しても凍らない味噌。冷凍保存すると約1年もつとも言われています。そんな冷凍保存と相性の良い味噌は、味が濃く抜けにくいので、下味冷凍レシピにもぴったりです。
[材料]
- 肉 300g
- 味噌(お好みの種類でOK) 大さじ2
- 醤油 大さじ1
- 酒 大さじ2
- みりん 大さじ1.5
- 砂糖 大さじ1.5
- 生姜(すりおろし チューブでもOK) 小さじ1
- ごま油 小さじ1
[作り方]
- 肉を食べやすい大きさに切る。
- 調味料を合わせ肉と一緒に保存袋に入れ空気を抜いて平にし冷凍する。
- 使用する日の朝に冷蔵庫に移し解凍するか、保存袋のまま水につけて解凍。
- フライパンに玉ねぎなど(分量外)好みの野菜を入れ炒め、(3)の肉を入れ火が通るまで焼いたら完成。
焼き方

おうち焼肉をさらに美味しく楽しむための下味をつけたら、その部位に最適な焼き方で焼いてみましょう。グッと焼肉店の味に近づけることができますよ。今回は、牛肉の代表的な部位別に焼き方とコツをご紹介します。
牛肉の種類別、おすすめの焼き方
<モモ肉(ランプ・イチボなども)>

赤身の多い部分は、高温で焼くと硬くなってしまいがちですが、塊のまま低温でじっくり火を通したり、下味をつけて高温で短時間焼くことで柔らかく仕上がります。
おすすめの焼き方
モモ肉は1cm以上の厚めに切って下味をつけるのがおすすめ。厚切りにすることで噛むほどに赤身の旨みが感じられますよ。フライパンや鉄板を強火で熱し、片面2分強、もう片面を1分ほど焼き色がつくまで焼きます。フライパンから取り出したら、余熱で火を通すためにアルミホイルで包み5分放置すると、中まで火が通ります。
焼き加減のコツ
外は焼き目をしっかりつけ、中は余熱でじっくり火を通すこと。
<ロース>

ロースは、「肩ロース」「リブロース」「サーロイン」の3つの部位で構成されており、その語源は、まさに“焼く”という意味の「ロースト」から派生しています。つまり、ロース=焼肉にぴったりの肉、ということ!
おすすめの焼き方
フライパンや鉄板は 強火(200℃以上)に熱しておき、片面を焼いて肉汁が少し表面に染み出てきたら返し、返した裏側にうっすら焼き色がついたら再度返して、軽く炙ったら焼き上がりです。
焼き加減のコツ
赤身が多く脂身が少ない部位のため、短時間で焼くこと。
<カルビ(バラ)>

カルビは韓国語で「アバラ」を意味する言葉で、牛のアバラ周辺のバラ肉のことを指します。サシ(脂身)が細かく入っているので、口に入れた瞬間にジュワッと旨味が広がり極上の味わいを楽しめます。
おすすめの焼き方
フライパンや鉄板には牛脂や油は引かず、 強火(200℃以上)に熱しておきます。片面を焼いて肉汁が少し表面に染み出てきたら返し、返した裏側にうっすら焼き色がついたら食べごろ。
焼き加減のコツ
肉をあまり動かさないことがポイントです。脂がこんがり焼けると、口に入れた瞬間サクッとした食感と、ジュワッとした脂の旨みが溶け出します。